2017-08-29

ハッカ油の活用法(薄荷油)

脂性のハグは夏になると皮膚トラブルを起こします。
昨年は特にひどく掻きむしり、出血を伴うほどの創傷になってしまいました。
(森先生に食事記録を提出し、添削してもらったほどです)
今年は梅雨前から食事面での対策をしていましたが、赤味や出血は伴わないものの、やはり「かゆいーっ!」という様子は伝わってきます。
お薬を使うことも有効な手段ですが、赤味や出血がない程度であれば、「ハッカ油」で痒みを抑えることができます。
(ペパーミントの精油でもおなじ効果があります)

ハッカ油は薬局で販売されている健栄製薬の「ハッカ油」を使用します。
最近スプレータイプができて、ボトルタイプもデザイン変更がありました。
(ペパーミントの精油でもおなじ効果があります)

しっかり水を含ませたコットンやガーゼにハッカ油を1プッシュ。痒みがある部分に塗布します。
※ボトルタイプの場合はコップ一杯の水にハッカ油を2~3滴垂らしてコットンにハッカ水を含ませて塗布してあげてください。



ボトルタイプで700円くらいです。虫除けにもオススメです。

ハッカは体表の痛みセンサーを麻痺させて鎮痒・皮膚の湿気を取り去りサラサラにしてくれます。
また、ハッカに含まれるメントールには高い抗菌作用があります。
※傷があるときにはしみますので、パッチテストの上、少量からお試しください。

わたくしはスプレータイプを携帯していて、こめかみや首筋に塗ってリフレッシュしています。眠気が襲ってくるときには特におすすめです(笑)

ハッカは五味が「辛」で発散させる効能を持っています。そのため、長期間の塗布は乾燥して痒みを増長させることになりますので、濃度に気をつけてお使いくださいね!

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2017-08-25

ストルバイト結晶(尿路結石症)

手作り食をはじめたきっかけは、タビのストルバイト結晶の再発でした。

ストルバイト結晶はリン酸アンモニウムマグネシウムの結晶です。
下部尿路系に感染したブドウ球菌やプロテウス類の細菌が作り出す物質によって尿がアルカリ性になり、その結果、結石が形成されることが多いようです。
タビの場合は水分摂取が少なく、尿の濃縮が強くなったことが大きな原因のように思います。(シュナウザーによくみられます)

治療方法としては、尿を酸性にするほか、カルシウムとリン、マグネシウムの量を制限してあり、塩分が多く含まれたpHコントロールの療法食を食べることになりました。
このフードを食べることで飲水量が増え、尿量も増えてストルバイト結晶もなくなり、pH値は下がったものの、タビのカラダは水太り(浮腫み)でボヨボヨ、おっとりした性格に拍車がかかったような超スローペース。貧毛に退色、体重は増える一方でマックスの9.8kg。(現在は7.2~.5kg)
体重が増える=フードを減らすという悪のスパイラルでタビは元気まで無くなってしまいました。
そんなとき、訓練士の岡田弥生先生に相談したところ、「手作りにしはったら?」(簡単にいうよねーとは思いましたよ 笑)というアドバイスをいただき、その日から今まで手作りでここまで来ました!

ストルバイト結晶を治癒させるためには、ブドウ球菌やプロテウス細菌などをおしっこで洗い流すために尿量を増やす=水分摂取量を増やすことが大切と森先生(プラーナ和漢自然医療アニマルクリニック)に教えていただきました。

pHコントロールのフードは飲水量が増加して薄い尿が多くなり、その結果、結晶は溶解する方向に向かいます。ただ、ナトリウム過多で尿素を作る肝臓への負担もあり、長期間食べさせたくはありませんでした。(当時の病院からは再発したくなければpHコントロールのフードを常食するように言われました)
また、ナトリウム+水はとても仲が良く、タビのように水太り(浮腫み)の原因になります。
訓練の休憩中。多分、一番浮腫んでいた時のタビ。毛も退色、パサパサで貧毛に。

タビのベースの証
◎腎と冷え性の改善=腎陽虚(補腎・温補)
◎おしっこをたくさん出して、浮腫みの原因となる不要な水(湿)を排出(利水・化痰)

「手作りなんて無理!」と思っていたわたしが、こうして続けていけるのは、
◎再発がないこと
◎月一回の尿検査に行かなくなったこと
◎毎日のおしっこ&ウンチの質がよいこと
◎カラダや被毛、目の輝きを見ていて効果を実感していること
◎ごはんが待ち遠しくて、お皿をしつこく舐め回すくらい喜んで食べてくれていること
などが励みになっているのだと思います。

先代犬のワルサ(Mシュナ)は19年10ヶ月生きましたが、ずっとドッグフードを食べていました。食べるものだけではなく、人間と同じで内臓の強さや腸内細菌や環境、親からもらった生命力(先天の精)などが交わっているとは思いますが、できるだけ最善の方法でサポートしてあげれたらと思います。

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2017-08-14

夏バテの食養生(うずらの卵)

先日、タビの元気が無かったので、タビハグがテンションの上がる道頓堀の川沿いを散歩していたのですが、タビの様子がやはり変。
歩かない、歩いてもないのにパンティング&よだれ...。こんなんはじめて。
目の焦点はあっていて、鼻も湿り気がある、カラダも冷えてないし浮腫んでない...。
(森先生に診てもらうために動画も撮影)

7.5kgのタビを抱っこして、散歩が物足りないハグはグイグイ歩いて、私は汗だくで自宅まで戻りました。。
タビはぐったりに加え、下半身に小刻みな震えがありました。
低血糖?てんかん?のような症状があったので、スポンジ状の介護用歯ブラシではちみつを口の中に入れました。
ソファーでガーゼケットに包み、様子を見ていました。

パンティングやよだれ、震えも落ち着きましたが、元気はありません。
食べないかもしれないと思いつつごはんの支度をはじめました。
食欲が湧くようにと、鶏レバーをグリルで焼くと、ソファーから駆け下りてくるいつものタビが!キッチンの下でしっぽふりふりのタビ!さすが食い意地が張っているタビ!!(笑)
おいしいお肉食べるための演技か?と疑いたくなるほど急展開の回復でした。

オクラがたっぷり入った生姜入りの野菜スープに山芋をすりおろして、納豆には梅酢とすり黒ゴマを和えて、モリンガをひとつまみ。もちろん完食しました。ほーっ。

後日、森研一先生にLINEで動画を観ていただいたところ、自律神経からくるてんかん用発作とのことでした。ざっくり言うと夏バテです。
食養生は食事以外にも水分をしっかり摂らせることと、上記のような食事にうずらの卵を1日1個与えるよう指示がありました。
うずらの卵は脂が含まれていて、心臓と脳に効くのと、ビタミンも豊富で夏バテに効果がある食材ということを教えていただきました。
薬膳食材としても夏バテに適した食材です!
こういう時に森先生(プラーナ和漢自然医療アニマルクリニック)の存在がとてもありがたく、手作りだからこそできる食養生で薬や点滴に頼らず治してあげることができるのはわんこのカラダにとっても飼い主のわたしも安心です。

外は高温多湿、室内はクーラーつけっ放し。
寒暖差の激しい環境にいると、その気温差に対応しようとして頻繁に熱を作ったり逃したりするため、必要以上にエネルギーを消費してしまいます。エネルギーを過剰に消費してしまうことで「寒暖差疲労」に陥り、自律神経が乱れるようです。
日頃から食事や室温などにも気を付けているつもりですが、さらに気を付けてあげないといけないですね。反省。

【うずらの卵】
五味五性:甘/平
帰経:脾・胃・腎

五臓の働きを高めて、慢性的な疲労を解消。
五臓の働きを高め、気を補う作用があります。慢性的な疲労、スタミナ不足、やる気が出ない、食欲不振、筋力の低下といった症状に適しています。
また、脳の働きを活発にする作用もあるので、集中力低下や物忘れにもよいです。

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2017-08-07

パプリカの選び方

タビハグの野菜スープにもよく登場するパプリカ。
赤・黄色・オレンジ、迷わず抗酸化パワーの「赤!」を選んできました。
ところが、国際薬膳学院の寺園先生が最強のパプリカは「オレンジ!」だと教えてくださいました!へー!へー!へー!
寺園先生の勉強になるブログ→https://ameblo.jp/maikaihouzairesipi/
ただ、中医学では夏は心(臓)に負担が掛かる季節でトマトなどの赤いものを食べることが食養生とされています。
赤い食材は夏のカラダの火照りを取り除き、暑さによる心臓への負担を軽減してくれる夏向けの食材なので、夏は赤色がいいかもしれませんね。
高島屋のパプリカは韓国産ですが大きくて肉厚でツルツルで100円でお得です!
【パプリカの薬膳的効能】
 五味:甘/辛
 五性:平性〜温性(体を少し温める)
 帰経:肝・心・胃・腎

以下、スキンケア大学の「パプリカの色ごとに違う栄養価について」より一部抜粋しました。

【赤パプリカ】
カプサイシンと呼ばれる赤い色素は、赤唐辛子にも含まれている成分。抗酸化物質で知られているβ-カロテンよりも高い抗酸化作用があると言われています。
身体の中の不要なコレステロールを取り除く働きがあります。
また、ビタミンCがピーマンの2倍も含まれておりこちらも抗酸化作用や代謝の促進に役立ってくれます。
新陳代謝を活発にする作用があるため、冷え性や疲れやすいわんちゃんの疲労回復にもオススメです。

【黄パプリカ】
レモンと同じ色でビタミンCと肌の老化を防ぐルテインも豊富に含まれています。

【オレンジパプリカ】
抗酸化作用によって老化を防ぎ、生活習慣病の予防に役だつβ-カロテンや、免疫力の向上が期待できるビタミンC、「若返りのビタミン」と呼ばれエイジングケア効果があるビタミンEなど、赤と黄色、両方のええところ取り成分を含んでいます。
ピーマンと比較するとオレンジ色のパプリカならビタミンCは3倍、β-カロテンの量も緑ピーマンと比較して何と約20倍もの量が含まれているそうです。

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2017-08-02

「一般社団法人 犬猫の食と自然医療の学校」のホームページ

「一般社団法人 犬猫の食と自然医療の学校」のホームページができました!
学校設立から一年間はFacebookページのみで活動の様子をお伝えしておりましたが、Facebookをされていない方にはお伝えできずにおりました。理事会で話し合いを重ね、ようやく8月1日に本アップできることになりました。

わたくしは講座案内のページと校正案の取りまとめを担当。
ひとまずアップされましたが、内容はこれからのところもありますので、ときどき覗いていただけるとうれしいです。

一般社団法人 犬猫の食と自然医療の学校
https://dogcat-foodnaturopathy.jp

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