ストルバイト結晶はリン酸アンモニウムマグネシウムの結晶です。
下部尿路系に感染したブドウ球菌やプロテウス類の細菌が作り出す物質によって尿がアルカリ性になり、その結果、結石が形成されることが多いようです。
タビの場合は水分摂取が少なく、尿の濃縮が強くなったことが大きな原因のように思います。(シュナウザーによくみられます)
治療方法としては、尿を酸性にするほか、カルシウムとリン、マグネシウムの量を制限してあり、塩分が多く含まれたpHコントロールの療法食を食べることになりました。
このフードを食べることで飲水量が増え、尿量も増えてストルバイト結晶もなくなり、pH値は下がったものの、タビのカラダは水太り(浮腫み)でボヨボヨ、おっとりした性格に拍車がかかったような超スローペース。貧毛に退色、体重は増える一方でマックスの9.8kg。(現在は7.2~.5kg)
体重が増える=フードを減らすという悪のスパイラルでタビは元気まで無くなってしまいました。
そんなとき、訓練士の岡田弥生先生に相談したところ、「手作りにしはったら?」(簡単にいうよねーとは思いましたよ 笑)というアドバイスをいただき、その日から今まで手作りでここまで来ました!
ストルバイト結晶を治癒させるためには、ブドウ球菌やプロテウス細菌などをおしっこで洗い流すために尿量を増やす=水分摂取量を増やすことが大切と森先生(プラーナ和漢自然医療アニマルクリニック)に教えていただきました。
pHコントロールのフードは飲水量が増加して薄い尿が多くなり、その結果、結晶は溶解する方向に向かいます。ただ、ナトリウム過多で尿素を作る肝臓への負担もあり、長期間食べさせたくはありませんでした。(当時の病院からは再発したくなければpHコントロールのフードを常食するように言われました)
タビのベースの証
◎腎と冷え性の改善=腎陽虚(補腎・温補)
◎おしっこをたくさん出して、浮腫みの原因となる不要な水(湿)を排出(利水・化痰)
「手作りなんて無理!」と思っていたわたしが、こうして続けていけるのは、
◎再発がないこと
◎月一回の尿検査に行かなくなったこと
◎毎日のおしっこ&ウンチの質がよいこと
◎カラダや被毛、目の輝きを見ていて効果を実感していること
◎ごはんが待ち遠しくて、お皿をしつこく舐め回すくらい喜んで食べてくれていること
などが励みになっているのだと思います。
◎再発がないこと
◎月一回の尿検査に行かなくなったこと
◎毎日のおしっこ&ウンチの質がよいこと
◎カラダや被毛、目の輝きを見ていて効果を実感していること
◎ごはんが待ち遠しくて、お皿をしつこく舐め回すくらい喜んで食べてくれていること
などが励みになっているのだと思います。
先代犬のワルサ(Mシュナ)は19年10ヶ月生きましたが、ずっとドッグフードを食べていました。食べるものだけではなく、人間と同じで内臓の強さや腸内細菌や環境、親からもらった生命力(先天の精)などが交わっているとは思いますが、できるだけ最善の方法でサポートしてあげれたらと思います。
Dog Foodie Wag---------------------------------------------------
Facebook(講座・セミナーのご案内)
Dog Foodei Wag
https://www.facebook.com/dogfoodiewag/
instagram(日々の記録用)
https://www.instagram.com/chiakiwang/
0 件のコメント:
コメントを投稿