「ヨーグルトは脂質が高いので上澄みの水分(ホエイ)を冷えていない状態であげてくださいねー」とお伝えすると皆さん「ホエー!!(笑)ヨーグルトはダメなんですか?なんでなんでー?!」とかなり驚かれる方が多いです。
もちろん食事に対して意識の高い方達なので脂肪分のことは考えて「低脂肪(または無脂肪)でもダメ?」「手作りのヨーグルトもダメ?」「低脂肪のR1でもダメ?」と言ったご意見も多く聞かれます。
ヨーグルトは玉ねぎやニンニクなどの食材と比べれば量を摂っても下痢や腹痛、嘔吐などの直接的なダメージはありませんが、わんちゃんの食事に積極的に摂り入れたい食材かと聞かれるとるそれはちょっと違うかなーと思っています。
ヨーグルト推奨派の一般的な説明
牛乳を飲ませてお腹をこわすわんちゃんが多いのですが、これは牛乳に含まれる「乳糖」という成分を分解する能力が低いために起こるといわれています。
わんちゃんは「乳糖」を分解する能力が低いため下痢などの症状を引き起こすためNGとされていますが、ヨーグルトは発酵の過程で乳頭が分解されるため、ヨーグルトは問題ないとされています。
脂肪分0のカラクリ
栄養表示基準で100gあたり0.5g未満であれば「脂肪0」の表示が認められていますので完全無脂肪というわけではありません。下の表からもわかるように脂肪は0.5g未満であっても、糖質が高くなる傾向があります。
こちらが元のソースです。
「低糖・低脂肪などをうたったヨーグルトの比較テスト」
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-19990806_1.pdf...
P3「低糖」「低糖・低脂肪」「低脂肪」「無脂肪」「甘さひかえめ」の栄養成分量がまとめられています。
ドライフードは脂肪分が多いので、それ以上「脂肪」を与える必要がないとも思われます。
わんちゃんは脂肪の分解が苦手なので脂肪はできるだけ避けたい!
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わんちゃんの胃酸は強酸性!
腸内環境を整える乳酸菌は胃酸に弱いため、強酸性の胃酸をもつわんちゃんには「生きたまま腸に届く!」ようなヨーグルトも本来の効果が期待できないのでは?と個人的に思っています。
※ドットわんフリーズドライおなかヨーグルトは胃酸に強いビフィズス菌が配合されているようです。
※ドットわんフリーズドライおなかヨーグルトは胃酸に強いビフィズス菌が配合されているようです。
腸は生命の根源 免疫の80%は腸にあり!
と言われているように、腸内環境を整える目的で与えておられる方がほとんどだと思います。ただ、長期間ヨーグルトを食べて「便秘が改善した」「アレルギーなどの症状(痒みなど)が改善した」などの症状が改善されたということは今のところ聞いたことがありません。(引き続き調査してみます。少々お待ちください!)
※犬の食事療法インストラクター師範のグループページで確認したところ、「整腸作用が感じられる」「ウンチの状態が良い」「口臭が改善された」などのご意見がありました。
※犬の食事療法インストラクター師範のグループページで確認したところ、「整腸作用が感じられる」「ウンチの状態が良い」「口臭が改善された」などのご意見がありました。
ヨーグルトよりも納豆!
乳酸菌は含まれていませんが、発酵食の消化が得意であるわんちゃんはヨーグルトより納豆の方がおすすめとお伝えしています。
我が家のタビハグも3日に1回は納豆(ひきわり)を食べています。
とはいえ、ヨーグルトも毎日摂らずときどきなら問題ないと思います。
サプリなどの濃縮物や細工された加工品ではなく、できるだけ自然なものを与えてあげたいと思う飼い主の(長〜い)つぶやきでした!
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