2018-06-26

湿気を飛ばす!犬の梅雨薬膳

日本は周囲が海で囲まれている島国であり、近年の温暖化のため夏は南国並みに高温多湿になります。
梅雨の湿気に最も弱い臓器は「脾」(お腹)。
「脾」は消化吸収機能と水分の運搬を司る臓器で、食べた物から「気・血・水」を作り出すとても大切な場所です。
この「脾」はもともと湿気に弱く、体に余分な湿が溜まると途端に働きが悪くなります。消化が鈍り、せっかく良いものを食べてもそれを気・血・水に変えることができません。
また、水分が余りすぎる上に代謝が悪くなってしまうため、カラダの中に不要な水(濁水)=「湿」を溜め込んでしまいます。

梅雨の食養生のポイント
・胃腸の機能を高める食材(健脾)
・不要な水(濁水)=「湿」排出する食材(利水・化痰)

湿気も追い出し、お腹も健やかにしてくれる、梅雨にしてほしいことを全部してくれる食材は、ズバリ「はと麦」です。

はとむぎ粒を投入

国際薬膳学院の赤堀真澄先生から購入先を教えていただきました。
それいゆ はとむぎ https://www.kenko-soleil.com/asp/index.asp
わたくしは、はとむぎ粒を購入し、まとめて炊いて、小分けにして冷凍しています。
はと麦を焙煎しているはとむぎほうじ粒は健脾の効果が高まるので、こちらも手軽でおすすめです。(最近はわたくしの愛する萬栄にも売っていることが判明!)

はと麦の生薬名は薏苡仁(よくいにん)と言い、カラダにこもった余分な熱を取り除き、脾(お腹)の調子を整えて働きを高めてくれるので、水分代謝を促し、体に溜まった余分な水分を足りていないところに送る働きをします。
前回のブログに登場してもらった白柴の小雪ちゃんもはと麦を食べるようになって、尿量がアップしてきたそうです。

先日、職場の勉強会でツムラの方にお越しいただき、漢方セミナーを行っていただきました。
はと麦(よくいにん)が配合されている「桂枝茯苓丸料加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)」は美肌の漢方として女性人気ナンバー1だそうです。
世界三大美女の楊貴妃も愛したはと麦
はと麦=イボ取りの生薬としても有名です。
イボが多くて悩んでおられたコーギーのかんべえくんもはと麦をごはんに加えてもらい、イボができなくなったとのことでした。

はと麦、すごいでしょ!

ジメジメした梅雨時期はカラダに余分な湿気を溜め込まないよう常に排出させることを心掛け、水はけのよいカラダづくりを目指したいですね!

犬の薬膳と養生ごはんの教室
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